昨日の電話で、
母:「やっぱりよ、埼玉の病院さは、行がねは・・・」
はっ?
何言ってんの?
会社の更衣室で電話をしていた私は、思わずカッとなってしまいました。
roll:「んじゃ良いよ。お母さんが決める事だから!」
そして、つい酷い事を・・・
roll:「TS-1は、もう耐性が付いてるから効かないよ!
その後は、フォルフィリノックスしか無いんだからね!
フォルフィリノックスだって効かないかもしれないよ!」
電話の向こうで母がオドオドしているのが分かりました。
でも、それで電話は切ってしまったのです。
暫く経って、兄にメール。
”お母さんが埼玉には行かないって言い出したよ。酷い事を言ってしまったから、夜、話を聞いてあげて。”
兄からのメール。
”了解。・・・オヤジの事が不安なんだろな。”
埼玉の病院では、初回は1ヶ月近く入院が必要です。
1ヶ月後に、また2週間程度の入院。
抗がん剤の直接投与を集中的に行うわけです。
温熱療法と併用するようです。
それが、毎月繰り返されるんだと思います。
そして、3ヶ月に1回、T医科大にHIFUの治療で1週間入院します。
つまり、自宅にいる時間が殆ど無くなってしまうのです。
母は、それが嫌なんです。
しかも、埼玉に一人で通う事も不安だ、と。
(私は会社員なので、さすがにそんなには休めません。)
兄と何を話したかは聞いていません。
今日電話すると、
母:「やるしかないべ。」
そう、ガチガチの腫瘍で、もはや効かないかもしれないとしても、もうやるしかない。
やらないなんて選択肢は無いんです。