「癌」は「カニ」。
2017年 01月 14日
ブログを書いていて、ふと思った疑問。
”癌”って漢字について。。。
忌々しい字・・・どうしてこんな形をしているのだろう。
病気の”癌”以外に使い道はないし。
さっそく語源を調べてみたよ。
江戸時代の医学書に「乳岩」で見られるため、「岩」の漢字音が語源と考えられる。
「岩」としたのは、触ると硬いしこりがあるから。
「癌」は、「岩」の異体字「嵒」に病垂れからなる。
ガンは英語で「cancer」と言い、「かに座」も「cancer」。
腫瘍とその周囲のリンパ節の腫れた様が、カニの脚に似ることからの命名。
乳がんは、体の表面から判る病気のためか、紀元前の古代ギリシャでは、既に乳がんの外科的治療が行われていた為に、その時にカニの脚に見えたらしい。
その為、「蟹」の俗語形「ガニ」を語源とする説もある。
「癌」と「カニ」が結び付けられるなんて、カニがかわいそう。
語源を知って改めて感じる・・・原因も分からないナゾの「塊」に、昔からずっと悩まされていたんだね。
忌々しい「癌」、「カニ」の脚みたいに、簡単に切り取る事が出来る日が、きっと来る。
昔の人は、きっとそれも予言してるんだよ、きっと。
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by roll1822
| 2017-01-14 21:26
| 膵臓がん