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ナノナイフ仲間に声をかけたい母。

ナノナイフ1箇月後の検査通院で、久しぶりに山王病院に行きました。

山王病院は、診療する科(先生)によって部屋が分かれており、そのドアの前で待つ為に、ある程度患者の診療する科が想定出来てしまうのです。

特に、がん局所療法センターは部屋No.10で、一部屋しかなく、M先生しか居りませんので、ナノナイフを受ける方かな?と想像出来てしまうのです。

14時の予約でしたが、これまでは予約時間より早めに診察頂いておりましたので、早めに13時から待合室で待っていました。



13時過ぎに、若いご夫婦がM先生の診察室から出てきました。

という事は、午前中の予約の方でしょう。

きっとお昼時間をはさんで診察を受けていたのでしょう。

私達も、初診の時は1時間以上、時間をかけて診察して頂きましたから。

若いご夫婦でした。

旦那さんがナノナイフ適応となったようです。

  「もし受けられるならば、○月○日に術前検査をする事になります。」

と看護師さんの説明を受けていました。

私達の2箇月前の状況だな、と分かりました。

聞いてはいけない、と思いつつも気になります。



そして、隣りの母がウズウズしているのが分かりました。

  「お母さん、声掛けちゃダメだよ!」

私は、念押ししました。

母は、誰にでも声を掛けたいのです。

サービス業であった為、そして何よりも社交的な性格である為に、人と話す事が大好き。

病院に行く度に、癌の友達を作るのです。

お互いに話せる人を求めているのでしょうね。

母から話しかけた方々とは、その後も交流を深め続けています。



  「でも、不安だと思うんだず。大丈夫です!って一言言ってけっだいなぁ。」



なんと、先輩風!008.gif

気持ちは分かるけど、余計なお世話ですよ!

きっと、今はご夫婦の時間。。。



私達も、治療法がなく、すがる思いでここまで来ました。

きっと、また断られるのだろう・・・と不安を抱きながら。。。

・・・だから、受けられますと言われた時は、何とも言えず胸がいっぱいだった。



不安・・・?

不安というよりは、希望だった。

真っ暗な世界に、少しの明かりが見えた気がした。



  「頑張りましょう!希望をもって。」



勝手ながら、なんだか親近感を持ってしまいました。

その他にも、二人のナノナイフ患者を見かけました。

どちらも、術後の検査のようでした。

お二方とも、お元気そうでした。



これまでナノナイフ体験者とお会いする事がなかった為、母は安堵感を感じたようです。



ナノナイフの有効性は、まだ分かりません。

でも、
 後悔はしていない事、
 希望を持って生きている事、


それを誰かと(or誰かに)話したくてウズウズしている母なのです。



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by roll1822 | 2016-12-25 12:09 | 膵臓がん

2013年10月、母の膵臓癌が発覚。ステージⅣaですが、3年間元気に生きています。最新治療ナノナイフの経過を記録していきます。


by roll1822