ナノナイフ術後1日目
2016年 11月 28日
ナノナイフ術後1日目です。
私は8時に埼玉の叔母の家を出て、9時に赤坂の病院に着きました。
病院は、8時半から空いているようです。
病室に入ると、ビックリ!!
母が、ベッドに腰掛けているではありませんか!
昨日は、酸素マスクを付けてずっと目をつぶっていたのに。
私の顔を見るなり、
「おぉ!もう何ともないよ!」
そして、トイレまでもしっかり歩きます。
今日は、採血、レントゲン検査、超音波検査、造影CT検査を受けました。
問題がなかった為に、500mL の飲水が許可されました。
「もったいないから・・・。」
と言って、母は水をチビチビ飲んでいます。
明日は、ジュースなど制限なく飲めるそうで楽しみにしています。
私は、お茶やポカリなど買い出しに行ってきました。
「散歩に行こう。」
と誘われ、病棟をぶらり。
病院は吹き抜けになっているため、5階から1階の待合室が見えます。
小さい子供が多い病院です。
産婦人科が有名な病院だからでしょうか?
そういえば昨日、母が手術室に入った時、入れ違いで、産まれたばかりの赤ちゃんが運ばれて来ました。帝王切開だったのですね。
手術室の入り口は一つ。
母の話によると、その中で手術室が幾つかに分かれているそうです。
母の手術には、10人くらいの人が立ち会ったそう。
女性も多かったなぁ、と言っていました。
たくさんのピカピカした機械が並んでいた、なんて言っていました。
帰りの新幹線は16時なので、それまで母とゆっくり過ごしました。
母がしみじみ言うのです。
「ナノナイフ、受けて良かったなぁ。。。」と。
「お前が大丈夫だって言うから、受ける事にしたんだよ。
お前が居なかったら、ここまで来れなかったなぁ。」と。
そして、
「癌が分かって3年間、こんなに穏やかな気持ちでいられた
事はない。希望があるんだよ。・・・希望だよ。」って。
私は、一言返すのが精一杯でした。
「そうか。。。」
その時、いろいろ考えたのです。
ナノナイフは、「不可逆電気穿孔法による肝癌および膵癌の局所治療」という臨床試験です。
臨床試験、、、つまり、安全性や有効性は未だ確認されていない治療法です。
3年間、私は膵臓がん完治を信じて、色々勉強しました。
癌に効くというものは、何でも試したいと思いました(当然、費用次第ですけどね。)。
3年間経過し、主治医に「もう治療法がない」と言われた時、臨床試験の選択を考えました。
しかも、抗がん剤などの内側からの治療ではなく、物理的に腫瘍を叩ける治療法を試したかったのです。
母には言えませんが、臨床試験によって母が死んでしまう事も想定していました。
何の治療もせず”死を待つ覚悟”より、可能性に賭けて”死を早めてしまうかもしれない覚悟”を選ぶ方が、私には容易だったのです。
「少しでも長く元気に生きたい。」と言っていた母を裏切る私の気持ちでした。
でも、なんとなく・・・
ナノナイフは”大丈夫”という根拠のない予感があったのです。
今、昨日のナノナイフによって、母の腫瘍が死んでいる所です。
周りの良い細胞達が、死んだ細胞の修復を始めてくれるはずです。
私の勘が当たるかどうか、、、これから3箇月以内に分かります。
今、確実に言えること・・・
ナノナイフには、希望があります。
私の母が身を持って感じています。
↓ いつもありがとうございます!いつも力を頂いています!
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病院は、8時半から空いているようです。
病室に入ると、ビックリ!!
母が、ベッドに腰掛けているではありませんか!
昨日は、酸素マスクを付けてずっと目をつぶっていたのに。
私の顔を見るなり、
「おぉ!もう何ともないよ!」
そして、トイレまでもしっかり歩きます。
今日は、採血、レントゲン検査、超音波検査、造影CT検査を受けました。
問題がなかった為に、500mL の飲水が許可されました。
「もったいないから・・・。」
と言って、母は水をチビチビ飲んでいます。
明日は、ジュースなど制限なく飲めるそうで楽しみにしています。
私は、お茶やポカリなど買い出しに行ってきました。
「散歩に行こう。」
と誘われ、病棟をぶらり。
病院は吹き抜けになっているため、5階から1階の待合室が見えます。
小さい子供が多い病院です。
産婦人科が有名な病院だからでしょうか?
そういえば昨日、母が手術室に入った時、入れ違いで、産まれたばかりの赤ちゃんが運ばれて来ました。帝王切開だったのですね。
手術室の入り口は一つ。
母の話によると、その中で手術室が幾つかに分かれているそうです。
母の手術には、10人くらいの人が立ち会ったそう。
女性も多かったなぁ、と言っていました。
たくさんのピカピカした機械が並んでいた、なんて言っていました。
帰りの新幹線は16時なので、それまで母とゆっくり過ごしました。
母がしみじみ言うのです。
「ナノナイフ、受けて良かったなぁ。。。」と。
「お前が大丈夫だって言うから、受ける事にしたんだよ。
お前が居なかったら、ここまで来れなかったなぁ。」と。
そして、
「癌が分かって3年間、こんなに穏やかな気持ちでいられた
事はない。希望があるんだよ。・・・希望だよ。」って。
私は、一言返すのが精一杯でした。
「そうか。。。」
その時、いろいろ考えたのです。
ナノナイフは、「不可逆電気穿孔法による肝癌および膵癌の局所治療」という臨床試験です。
臨床試験、、、つまり、安全性や有効性は未だ確認されていない治療法です。
3年間、私は膵臓がん完治を信じて、色々勉強しました。
癌に効くというものは、何でも試したいと思いました(当然、費用次第ですけどね。)。
3年間経過し、主治医に「もう治療法がない」と言われた時、臨床試験の選択を考えました。
しかも、抗がん剤などの内側からの治療ではなく、物理的に腫瘍を叩ける治療法を試したかったのです。
母には言えませんが、臨床試験によって母が死んでしまう事も想定していました。
何の治療もせず”死を待つ覚悟”より、可能性に賭けて”死を早めてしまうかもしれない覚悟”を選ぶ方が、私には容易だったのです。
「少しでも長く元気に生きたい。」と言っていた母を裏切る私の気持ちでした。
でも、なんとなく・・・
ナノナイフは”大丈夫”という根拠のない予感があったのです。
今、昨日のナノナイフによって、母の腫瘍が死んでいる所です。
周りの良い細胞達が、死んだ細胞の修復を始めてくれるはずです。
私の勘が当たるかどうか、、、これから3箇月以内に分かります。
今、確実に言えること・・・
ナノナイフには、希望があります。
私の母が身を持って感じています。
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by roll1822
| 2016-11-28 23:23
| 膵臓がん