T医科大学病院の診察を待っている間、私は母に忠告したのです、念のため。
roll:「腫瘍が大きくなって、胃や腸に近くなったら、2回目のHIFUは無い
と思うから。」
母:「えっ!・・・そんな事あんのか!?」
先週の検査の結果、腫瘍マーカーが上昇していたこと、CTの結果、腫瘍増大という結果が出ていたことの他、東京に向かう新幹線で母からショックな事を聞いたのです。
痛みが強くなった為に、これまで飲んでいたセレコックス錠からトラマドール錠に変更してもらったんだ、と。
痛かったんだ!!
聞いてないし・・・。
それから、前泊のホテルでの出来事。
夜中、母がむくっと起きだして、「気持ち悪い」とトイレに駆け込むのです。
母:「心配すんな。ここ数日毎晩なんだ。TS-1の副作用だから
気にすんな・・・。」
roll:「・・・」
吐き気あったんだ!!
聞いてないよ・・・。
母の病状、私は知らない事が多すぎたみたいです。
いつも電話で元気な声を聞いているだけだったから・・・。
・・・ショックでした。ものすごく。
どうして、私に話してくれなかったんだろ・・・。
母が癌になって3年8か月、初めて母が病人である事を実感しました。
そして、夜寝れなかったのです。
悪くなっているんだ・・・。
TS-1の副作用ではなくて、きっと腫瘍が大きくなっているせいだ・・・。
だから、診察の前に、母に忠告したのです。
これまでのようにガッカリするのが嫌だったから。。。
いつも待っていた結果ではない、想定外の結果が得られる・・・だから期待はしないように。
(続く)